最後は泣いちゃうかも、、「家へ帰ろう」

2020年4月24日金曜日

映画

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家へ帰ろう 


基本的に暗い映画はあまり観たくない。戦争映画や、病気になってしまう映画など。
「家へ帰ろう」も、ホロコーストから逃れたユダヤ人のおじいさんが主人公であり、それだけ聞くと少し暗い映画の匂いがする。しかし映画のポスターを見たところ、おしゃれなおじいさんが微笑んでおり、むしろ明るい印象をもった。スペインとアルゼンチンの合作映画というところにも興味を持った。そして、迷ずチケットを買い映画を観に行った。

家へ帰ろう
家へ帰ろう(2017年/93分/スペイン・アルゼンチン合作)
(出典:https://eiga.com/movie/88796/より)

1.あらすじ

第二次世界大戦時にポーランドで迫害され、戦後アルゼンチンに移り住んだユダヤ人のおじいさん(88歳)が、70年の時を経て、親友との約束を果たすためにポーランドへ向かうというストーリーだ。このユダヤ人のおじいさんは仕立て屋であり、戦争時に命を救ってくれた親友のために仕立てた「最高のスーツ」を届けるために旅するのだ。旅の途中におじいさんが出会う様々な人は、困っているところを助けてくれたり、頑固なおじいさんの心を開いてくれる。

2.見どころ

ユダヤ人であるおじいさんは、ドイツを経由せずに陸路でポーランドへ行きたい。しかし、ドイツを経由せずに行く方法などない。どのようにしてこの問題を解決したのかが見どころの一つである。
見どころのもう一つはもちろん、70年音信不通であった親友に無事に会えるのか、というところだ。この結末のためのその他のシーンといっても過言ではないと思う。本当に良いシーンである。
その他にも、おじいさんの過去、価値観の変化など、注目ポイントはたくさんある。
また、観ている私たちのおじいさんを見る目も、物語が進むにつれ変わっていく。そんな自分の心の変化も楽しみながら観れる。

3.最後に

おじいさんが主人公であるということで、派手な演出はないが、丁寧に作られた作品である。観終わったあとに「家へ帰ろう」の意味が染みてくる。観終わった瞬間、いろんな気持ちがじわ~っと染みてきた。しばらく立ちたくなかった。いいものを観た~。バカみたいな感想だが、本当にこんな感じだった。
一見の価値があるロードームービーです。まだご覧になっていない方はぜひ。


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兵庫県出身の20代OL。 映画や本について、日々の暮らしのこと、気ままに好きなことを書いています。

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