この本、表紙のイラストがかわいくて思わずジャケ買いしてしまった。
色使いや絵のテイストはもちろん、ゆらゆら漂う字体も好き。
読んでみると、中身も好きときた。ちょうどふわふわしたマイルドな小説が読みたかった私にはピッタリだった。
あらすじは、
フィンランドの森にあるホテルから、「異次元」へ行けるという噂があり、そこへやってきた4人の日本人のお話。4人はそれぞれ問題を抱えてフィンランドまでやって来た。いざ「異次元」へ行けるとすれば果たしてどのような決断を下すのか…
というような物語。
私自身、今の暮らしに満足しているが、“「異次元」に行ける場所がありますよ”、と言われると好奇心に負けて後先考えず行ってしまうかもしれない。
それぞれが選んだ道が正しい道。どんな選択をしても「後戻りできない」この世界は素晴らしい、と思える小説でした。
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