1970年代、当時はもうカラーで映画を撮れるのに、あえてモノクロで撮影した映画
「ペーパームーン」を紹介します。
モノクロって聞いた瞬間、「白黒はちょっとな、、、」と思った人、ちょっと待って、面白いからとりあえず観てください(笑)
1.あらすじ
聖書を売り付けては人を騙す詐欺師のモーゼは、母親を交通事故で亡くした9歳の少女・アディと出会う。そしてアディを親戚の家まで送り届けることを嫌々引き受ける。旅を続けていくうちにアディは、大人顔負けの賢さを発揮し詐欺の片棒を担ぐようになる。二人にはいつしか本物の親子のような絆が芽生えていくのだが…。心温まるモノクロ・ロード・ムービーです。
2.見どころ
DVDのジャケットの二人もぜひみてほしいのですが、
本編でここに注目すればより「ペーパームーン」を楽しめる、という見どころを紹介していきます!
本編でここに注目すればより「ペーパームーン」を楽しめる、という見どころを紹介していきます!
2-1.アディの演技力
1973年の第46回アカデミー賞で、少女役を演じたテータム・オニールが10歳という史上最年少で助演女優賞を受賞しています。
このアカデミー最年少受賞記録は未だに破られていません。
テータム・オニールがもう完全にアディと化しているので、観ている側も心の底から映画に入り込むことができます。
テータム・オニールがもう完全にアディと化しているので、観ている側も心の底から映画に入り込むことができます。
シーンごとにみせるアディの表情の変化、時折見せる大人っぽさ、あどけなさ。
すべて見逃せません。
特に、はじめはモーゼに対して反抗していたのに、旅を進めるにつれ父親像を重ねていたのか?あるいは淡い恋心を持っていたのか?アディは9才であるのに、モーゼの前で思いっきり背伸びをして大人の女性のようにアピールしてみせ、モーゼの恋を邪魔したりします。その姿が何ともかわいらしいです。見どころです。
2-2.親子が魅せる掛け合い
旅路の途中、詐欺を繰り返すなかでお互いぶつかったりするシーンがあるのですが、その掛け合いがテンポよくておもしろいです。
アディ役のテータム・オニールとモーゼ役のライアン・オニールは実の親子であり、
本当の親子だからこそできる息の合った掛け合いなのかな?と思ったりもします。
アディ役のテータム・オニールとモーゼ役のライアン・オニールは実の親子であり、
本当の親子だからこそできる息の合った掛け合いなのかな?と思ったりもします。
また劇中で、詐欺師と少女は親子なの?と思わせる場面がでてきます。
アディ:「パパなの?」
アディ:「パパなの?」
モーゼ:「違う!」
アディ:「だって、アゴが私と似てるわ」
モーゼ:「アゴが似ているからって血がつながっている証拠にはならないよ」
果たして真相は…?
実生活ではオニール親子なのに映画の役どころでは「親子なの?」という感じ、ややこしい説明になってしまっていますが伝わってますかね?(笑)
実生活ではオニール親子なのに映画の役どころでは「親子なの?」という感じ、ややこしい説明になってしまっていますが伝わってますかね?(笑)
旅が進むにつれていい相棒になっていく二人に注目です。
3.映画を観て
この映画を「不朽の名作」と語っている人は多いけれど、
ほんまにそう。
みんなの言う通り(笑)
これぞ、いつの時代に観てもおもしろい普遍的な映画であると思います。
9歳の女の子がおじさんと対等に渡り合っていて頼もしく、映画「レオン」と似たような雰囲気もあります。
中だるみや飽きがこず、テンポよく物語が進むし、アディはかわいいし、
上映時間も102分と大変観やすいです。
上映時間も102分と大変観やすいです。
アディは無事に親戚の家に行くことができるのか。
ラストシーンがとても良い。お涙ちょうだいではなく、最後までアディ&モーゼコンビらしい終わり方になっています。
観終わったあとはほっこりして、いい映画を観たな、という気持ちになること間違ありません。
ラストシーンがとても良い。お涙ちょうだいではなく、最後までアディ&モーゼコンビらしい終わり方になっています。
観終わったあとはほっこりして、いい映画を観たな、という気持ちになること間違ありません。
まだ観たことない方は、ぜひご覧になってみて下さい!
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